ただの雑記です

ハンターマウンテン塩原でゴンドラに乗りました

 
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25歳の男。宮城県出身。 大学院に進学するも一瞬で体調を崩し、以降2年ほどニートしてました。 今年から栃木県の那須塩原市にて派遣社員として働いています。 趣味は小説を読むこと、温泉巡り。 ミドリガメを飼っています。

栃木県の塩原で紅葉が見ごろなようなので、ハンターマウンテン塩原に行ってきました。

冬はスキー場として営業しているようですが、冬だけでなく季節ごとに自然を楽しむことができます。

夏に行った時はゆり園でしたが、今の時期は紅葉で、ゴンドラに乗ってハンターマウンテンの頂上まで行くことができます。標高が1600mと高いので、山全体で紅葉が見ごろというわけではありません。
この日見たところでは、山の中腹あたりが見ごろだったように思います。頂上ではもう落ち葉になっていて、少し寂しい景色でした。

ゴンドラに乗るにはチケットを買う必要があります。料金は往復で1700円でした。
チケットを買い、ゴンドラ乗り場に向かいます。低い機械音とともにゴンドラが次々とやってきては人を乗せて頂上へ出発します。

自分が並んだときはあまり混んでおらず、前に3組ほど、あとに4組ほど並んだところで自分の順番が来ました。
自分の後ろには若い2人の男女が並んでいたのですが、ゴンドラの係員の方がそれを見て勘違いしたらしく、自分に「3名様ですか?」と尋ねました。思わず黙って右手の人差し指を立てた自分の気持ち、わかってもらえるでしょうか?

開始早々、ダメージを負ったわけですが、ここへさらに追い打ちがありました。
それは、乗り込んだゴンドラが上昇を始めた時のこと。夏のゆり園でリフトに乗ったときのことを思い出したのです。
このハイランドパークでは、夏になるとゆり園が開園され、やはりリフトで抗原を空中散歩をすることができます。
それまでリフトに乗ったのは小学生低学年のときに1回きり。リフトがどういうものかほとんど忘れていました。

しかし、いざ乗ってみると、リフトがとても恐ろしいものだと思い出しました。
体の固定がなんとなく頼りないし、そもそも自分は高いところがあまり得意ではありません。
地面がどんどん遠ざかっていくのを目の当たりにして、思わず自分は固定バーを両手でぎゅっと握りしめ、年甲斐もなく周りをきょろきょろ見まわし、落ち着かない気持ちでリフトに乗ったのでした。
その上でリフトが途中で3度も止まり、恐怖のどん底に落とされたことがあったのをすっかり忘れていたのです。

しかも事前の情報によると、ゴンドラはリフトよりも乗っている時間が若干長いらしく、10分以上は乗っていなくてはいけないとのこと。
これらのことに思い至ったとき、ほんの少しですが、乗ったことを後悔しました。

それでも、やはりゴンドラから見る景色はきれいです。
それに、山の斜面をすべるように上がっていくあのワクワク感はいつも味わえるものではありません。
スリルとワクワクが同時に味わえてちょっとした冒険をしている気分でした。

 

 

しかし、冒険とはいえ、あの浮遊感はやはり怖いもの。
なんとかならないかと思い、思いついたことがあります。それは、進行方向に背中を向けて座ることです。
単純ですが、わりと効果がありました。どうやら恐怖の原因は視覚的なところにあったようです。
これでもう安心。あとは風景を見ながらときどき写真でも撮るという楽しい空中散歩の時間になります。

そうこうしているうちに、ハンターマウンテンの頂上へたどり着きました。
ゴンドラ乗り場を出ると、天気も良く、塩原の山並みを見渡すことができました。周りの観光客たちもみんな写真を撮っていました。

 

 

ここからさらに、一周50分ほどの遊歩道があります。日光の山々や関東平野を見渡すことができるという展望台があり、そこを目指して遊歩道を進みます。頂上の辺りはもう紅葉が終わってしまったのか、すっかり葉が散ってしまっていました。少し残念でしたが、それでも大自然の中を歩くのは気持ち良いものです。周りの木々はすべて低木、高地ならではの光景です。

 

20分ほどで展望台が見えてきました。展望台は2か所あるのですが、最初にたどり着いたのは日光連山を見渡すことができる展望台です。展望台から見ると草木に陽が当たってとてもきれいでした。

 

この展望台からさらに進むと山頂へたどり着きます。標高は1640mです。

 

もう一つの、関東平野を一望できるという展望台はさらにここから10分くらい歩きます。

 

 

歩いているうちに空が暗くなり、ぽつぽつと雨が降ってきました。幸いなことに、本降りとはなりませんでしたが、山の天気は本当に変わりやすい。その後も晴れたり曇ったりを繰り返していました。

さて、ぽつぽつ雨の中、2つ目の展望台へたどり着いてみると、さっきまでとは打って変わって山が霧に包まれていました。

展望に上がった直後はまだ山に陽が当たっていて、霧ははまだうっすらかかっている程度だったのですが、見る見るうちに霧が山肌を覆い隠してしまいました。ダイナミックでとても見ごたえのある光景でした。

どんどん霧が出てきました。

 

関東平野を見ることはできませんでしたが、大自然の営みを見ることができたので満足でした。

ただ、見ている最中に、ふと、この霧が自分のいる峰まで来たら帰り道がわからなくなるかもしれないとも思いましたが、結果的には、こちらまで霧が来ることはありませんでした。

 

遊歩道といっても山道なので、一周するだけでもけっこう疲れました。もちろん、その分、素敵な景色を見ることができましたが。

遊歩道から戻ると、下の方はすっかり霧に隠れてしまっていました。遊歩道に入る前とはすっかり景色が変わっていました。

 

霧が晴れるのを待ってから、ゴンドラに乗って下へと降ります。

降りている途中、ゴンドラの中から鹿を見つけました。家族でしょうか。

ゴンドラから降りたのがちょうどお昼時でいたので、すぐ脇の食堂でご飯を食べました。紅葉は下の方がきれいでした。ちょっと来る時期が遅かったのかもしれません。

 

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25歳の男。宮城県出身。 大学院に進学するも一瞬で体調を崩し、以降2年ほどニートしてました。 今年から栃木県の那須塩原市にて派遣社員として働いています。 趣味は小説を読むこと、温泉巡り。 ミドリガメを飼っています。

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