ただの雑記です

クリスマスイブとか言ってる場合じゃないし

 
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25歳の男。宮城県出身。 大学院に進学するも一瞬で体調を崩し、以降2年ほどニートしてました。 今年から栃木県の那須塩原市にて派遣社員として働いています。 趣味は小説を読むこと、温泉巡り。 ミドリガメを飼っています。

1年でもっとも幸せ格差が浮き彫りになる二日ですね。いかがお過ごしでしょうか。ぼくはブログを書いてます。

なんてことないはずなのに、「クリスマス」と名前がついているというだけでなぜか他人の過ごし方が気になってしまうこの日。さまざまな過ごし方があるかと思います。

 

家族でケーキを食べるよ、という方。

ケーキならいつでも食べられます。むしろ平日に何の脈絡もなくケーキを買ってあげたほうがお子さまは喜ぶかと思います。それともケーキでしか特別な日を演出できないんでしょうか。型にはまった幸せも結構ですが、考えるのを放棄していませんか?ひょんなことから足元をすくわれてしまわないか心配です。

 

クリスマスどころじゃねぇ仕事だ、という方。

お疲れさまです。あなたのような方のお陰でクリスマスであろうと世の中は難なく回っています。逆に言えば、あなたのような方が働かなければ世の中はクリスマスどころではなくなるはずあり、こんなに幸せ格差に悩まされる日も生まれなかったでしょう。クリスマスを存続させているのは間違いなくあなた方です。そのあたりの罪を背負って働いてください。

 

恋人と一緒に過ごすよ、という方。

特に言うことはありません。何かしらの悲劇があった場合のみ報告を受け付けます。宜しくお願いします。

 

予定なんてねぇよ、という方。

日常を送れているということですね。何気ない日常が実は最高の幸福だった、なんてことは良くあります。日々の生活を大事にしていきましょう。

ところで、クリスマスに予定がないと毎年嘆く人に限っていざ予定ができるとそのことを如実にアピールしますが、やめてください。

 

はい。そんな感じで。

温泉に行ってきた。ホテルでやってる日帰り温泉。けっこう山の方にあって、休みだというのにほとんどお客さんがいなかった。

僕が浴室に入った時に、他に2人しか利用客がいなかった。町ではコンビニでサンタの置物が音楽に合わせて陽気に体を揺らしてたりなんか緑と赤の電飾が真昼間からぴかぴかしてたりとなにかと騒がしかったので、この温泉の静けさはかなりいいな、と思って湯に浸かった。

「あははーん」なんてくつろいでたら、他の2人がおもむろに立ち上がったんだけど、2人とも体に刺青が入ってた。

それを見た瞬間、「ああ終わった」と思った。「2対1だ」と。いろいろと縮みました。身も心も、下半身のアレも。別に彼ら二人に対して何かをしたつもりはなかったけど、そういう方々ってどこでご機嫌損ねるかわからないイメージあったし、そもそも僕が「何もしてない」と思ってるだけで、実際はなにかやってしまったのかもしれないし。

でも結局なにもないまま、2人は身体を洗い始め、僕はその隙にお風呂から出た。こんなに急いで温泉出たのは初めてだった。悲しい。

 

刺青のあの威圧感はなんだろう。たとえワンポイントだったとしてもすぐ目に入ってくる。色だろうか。刺「青」って言うくらいだし、確かに黒っぽい青とか藍色みたいな、ちょっと人肌ではありえないような色をしていることが多いと思う。かといって肌色でやられてもそれはそれで困るけど。「天井の木目が人の顔に見える」みたいな変な錯覚見てんのかと自分が心配になると思う。

 

別に僕自身はその筋の方と会ったことないし、当然その刺青なんか見たことない。「単にファッションで入れてる」って人もいると聞いたこともある。だから刺青入れてる人に怯える理由はないはずなんだけどそれでも驚いてしまうし、刺青入れてる人を見ると瞬間的に縄で縛られて海に沈められる自分の姿を思い浮かべてしまう。

 

「刺青=あの方々」というイメージは結構一般的なんじゃないかと思う。だからこそ刺青入ってる方の入浴を制限する温泉もあるのだろうし。

このイメージにはっきりとしたルーツはあるのだろうか。創作なんかだと、そういう方々に刺青が彫ってあることが多い。明治時代を舞台にした物語でもそういう描写があるから、もしかしたら刺青に対するこのイメージってけっこう古くからあるのかもしれない。

 

そう思えば、今は刺青に対するイメージが変わる過渡期なのかもしれない。昔は倦厭されていたものが、グローバル化でいろいろな文化が入ってきて変わろうとしている。刺青もそのひとつだろう。

刺青に対する考え方ってけっこう難しいと思います。「刺青入れたい」って人にとってはファッションのひとつだとしても、そうとは受け取らない(というかどうしても受け取れない)人もいる。本人たちの問題ではなく、たぶん歴史(大げさだけど)の問題じゃないかと思う。日本人の風俗とか風習とか、そういう話。

 

だから「刺青入れたい!刺青に対するそのイメージは古い!」とか「刺青は良くないイメージがあるから禁止!」みたいな対立はもう少し続くんだろうけど、いつか日本でも刺青に対するイメージは変わるんだろうな。ファッションのひとつとして受け入れられる日が来るんだと思う。たぶん世代が入れ替わるくらいの頃に。

 

そう思うと、今日、温泉から早々に出てきたのはちょっと浅はかだったかもしれない。彼らもただのファッションで刺青入れてたんじゃないだろうか。なんかひとりは刺青が全身を覆ってたけど、たぶんそういうファッションもある。……あるよね?

もしもオシャレで全身に刺青入れてるなら全裸で町を歩くくらいなことをしてほしい。そしたら刺青に対するイメージも変わるかもしれない。

ついでにクリスマスの雰囲気もぶち壊してやってくださいよアニキ。

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25歳の男。宮城県出身。 大学院に進学するも一瞬で体調を崩し、以降2年ほどニートしてました。 今年から栃木県の那須塩原市にて派遣社員として働いています。 趣味は小説を読むこと、温泉巡り。 ミドリガメを飼っています。

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