【ひとはなぜ】アンネのひとりぼっち〇〇生活日記【戦争をするのか】
ここ最近の天気はずっと雨。天気予報とかニュースとか見ないからわからないけど、もう梅雨入りはしたのかしら。
月曜日が雨だと本当に気が滅入る。土日も雨だったときはなおさら。
今朝も雨だった。そこまで激しい雨ではなかったけど、空模様を見るに一晩降り続いたのだと思う。
傘をさして駅まで歩いて、切符を買おうと思ったら券売機が動いていない。駅員さんに聞いてみると、電車が止まっているとのこと。これまでずっと、電車がなくても生活が成り立つ田舎で過ごしてきたため、初めて遭遇する電車の遅延に「電車ってほんとに止まるんだ」とちょっと感動しつつ、どうすればいいのか思い悩む。
駅員さんにもう少し聞いてみると「運転再開してこの駅に電車が着くまであと40分はかかる」とのこと。田舎であれば40分で次の電車が来るなんてむしろちょっと早い部類に入るけど、ここは栃木でも都会のほうで、なによりこれから仕事に行かないといけないので40分は困る。ただ、駅員さんがなんだか不機嫌そうだったので、それ以上は聞かずにネットで情報収集した。
とりあえず運行状況を調べてみようと検索すると、とあるサイトに遅延の理由が書いてあった。「動物との接触のため」という。田舎かよ。
っていうか雨のせいじゃないんだ。てっきり一晩中降った雨が原因で遅れてるのかと思ってたけど動物だった。しかも、上りと下りの両方で動物と接触したとか。そんなことあるんだろうか。あるんだろうね。
雨の日に電車が止まっていて、止まっている原因は動物との接触。まぎらわしいというか間が悪いといか。なんて言えばいいんだろう、こういうの。
いろいろ考えて結局タクシーを使ったけど、いい判断だったかどうかはわからない。
それはさておき。先日、本を4冊買ってきた。
「人生論ノート」(三木清)、「ひとはなぜ戦争をするのか」(A・アインシュタイン、S・フロイト)、「アンネの日記」(アンネ・フランク)、「ひとりぼっちの〇〇生活 4巻」(カツヲ)
我ながらよくわからないチョイス。本を買うときはたいてい直感で選んでいて、目についたものの中で「これ!」と思うものを手に取る。なので、会計をしているときやアパートの部屋に戻ってきた時にたまに「なんでこんなの買ったんだろう」と思うことがある。
今回買った本のうち、最初の3冊は世界大戦の時期に書かれたもの、でくくれそうな気がする。作者たちの生きた時代がちょうどそのころと思う。その時期の本を読みたいと思っていたわけではなく、あくまで直感にしたがっただけ。特に「アンネの日記」は考える前に手が伸びた。
「ひとりぼっちの〇〇生活」。これは、単に好きだからです。今回買った4冊の中で唯一、意識的に買ったもの。今回はこの漫画を買うために本屋に行ったと言っていい。
アパートの部屋に戻って買った本を見直して、「なんだこれ」と思った。こう並べてみたら、「ひとりぼっちの〇〇生活」がちょっと異質じゃないだろうか。ちゃんと選んで買ったものと、その場の勢いで買ったもの。ちょっと離れすぎ。
そう思っていたけど、ふと思い直してみると、共通点があるにはあった。「アンネの日記」が仲介して「なぜ人は戦争をするのか」と「ひとりぼっちの〇〇生活」の3冊を線でつなげることができる。
つまり、こう。
「アンネの日記」と「ひとはなぜ戦争をするのか」。どちらの本も、著者がユダヤ系の人で、ナチスに狙われた人たち。このふたつは作者の境遇という線で結びつけることができる。
そして、「アンネの日記」と「ひとりぼっちの〇〇生活」。これらはどちらも中学生くらいの女の子の日常を描いたもの。「アンネの日記」はアンネ・フランクが13~15歳の時期に書いた。ということで、この2冊は作者や登場人物の性別・年齢という線でつながる。
「なぜ人は戦争をするのか」-「アンネの日記」-「ひとりぼっちの〇〇生活」
こんな感じ。だから何だと言われればそれまでだけど、こんな感じなのです。
線でつながるとは言えその線がとてつもなく細くて長いんじゃないかと思うけど、意識して買ってたらこの並びにはならないだろうな。こういうことが起こるのも、読書の楽しみのひとつだなぁと思う。